恵農園園主の想い

恵農園は誰でも気軽に自然との触れ合いを楽しめる場所

恵農園園主の苅宿 恵太です。わたしは恵農園でブルーベリーやさつまいもを育てるまで農業についてはほとんど未経験でした。とはいえ、家では観葉植物を育てていたんですけど、気づいたら10鉢に増えていたこともあり今思えば植物が好きな方だったんだなと思います(笑)。
子供の頃、親戚に軽トラに乗せてもらってよく山に遊びに連れて行ってもらってました。沢で採った魚を食べたりと自然の中で遊ぶのが好きでしたし、今でもその楽しさははっきりと覚えています。そういった自然との触れ合いを他の人にも感じてほしいと思い恵農園を運営しています。

子供や若いカップルなど、今まで自然や植物に触れることが少なかった人にこそ楽しめる農園づくりを心がけています。ブルーベリーの農園内は全てシート敷きで平らになっています。ベビーカーや車椅子の方も安心ですし、汚れる心配もないのでサンダルやヒールの高い靴のまま気軽に楽しむことができるんですよ!さつまいもの畑も畝と畝との間隔を通常の倍の広さにしているので、大人でも自由に芋掘りを楽しむことができます。今は農園施設の充実に力を入れていますが、いつかは恵農園で採れた農作物を楽しめるカフェもやってみたいと思っています!

1本1本向き合って育てていると自然に話しかけてしまいます

わたしが農業を始めるきっかけとなった父のアイディアで、ブルーベリーを育てることに決まりました。それまではブルーベリー狩りの存在すらも知りませんでしたし、ブルーベリーをそのまま食べたこともありませんでした。それでもブルーベリーについて調べたり、他の農園で勉強するうちにブルーベリーの魅力に引き込まれました。初めてブルーベリーをそのまま口にした時の香りや甘みの衝撃は忘れられないです!

恵農園ではブルーベリーを1本ごとにポットに植えて栽培しています。地面にそのまま植えずに育てることで、肥料の量やタイミングを鉢ごとにコントロールできます。その分手間や時間はかかりますが、実が大きく甘いブルーベリーを作るためには1本1本向き合って育てていかないといけないと感じています。自然と愛着が湧いてきますし、剪定作業をするときなど「ここ切ったら形、悪くなっちゃうよな〜」とか「ここ切るから春には枝出してくれよ!」といつも自然と話しかけながら作業してますよね(笑)。

ブルーベリーの収穫シーズンは夏から秋にかけてですが、一年を通して作業を行なっています。特に秋冬に行う剪定作業がブルーベリーを育てる上では欠かせない作業となっています。剪定をしないと枝数が増えないので、収穫量が増えません。育て始めた頃のブルーベリーの苗の枝を切るときは正直勇気が入りましたね、50cmくらいまでまっすぐ育った苗の枝を40cmも切らなくてはいけなくて。春になって枝分かれを確認するまではヒヤヒヤしました(笑)。

とにかく一粒でいいから食べてみてほしい!

ブルーベリーの成長と共に農園全体も成長しているのを日々感じられることにとてもやりがいを感じます。最初は何もない場所でした。シートやネットをはって環境を整え、ブルーベリーのポットを設置し、ブルーベリーが育ち実をつけて、お客さんがブルーベリー狩りや芋掘りを楽しむ。普段農作業をしているときは静かな場所なんですけど、収穫の時期に人が集まり、賑やかになっているのを見ると嬉しい気持ちになります。

以前、家族でブルーベリー狩りに来てくれた兄弟がいて、お兄ちゃんがブルーベリー好きで来てくれたようなのですが、実は弟くんは苦手だったみたいで、それでも一個食べてみると「これなら食べれる!」って美味しそうに喜んでくれたのは大切に育てて本当に良かったなと思った瞬間でしたね。これからは色んな人にとにかく一粒でいいから食べてみてほしいです!恵農園のブルーベリーをきっかけにわたしが子供の頃から感じている自然とふれあいの楽しさを体験してほしいです。

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