品種紹介: ピロキシー

「炎」と聞いて、何を思い浮かべますか? キャンプファイヤー、ロウソクの灯り、それとも某人気アニメの炎柱? 炎には、人の心を惹きつける不思議な魅力がありますよね。燃え上がるような情熱だったり、静かに灯る安心感だったり…。 実はブルーベリーの世界にも、炎を思わせるような情熱的な名前を持つ品種がいるんです。 その名も ピロキシー(Pyrosie)。 “Pyro” が示すのは、まさに火や炎。暑い夏の盛りでも堂々と実をつけるその姿は、まるで太陽を味方につけたかのような頼もしさ。 ピロキシーの果実は中〜大粒で、つやのある深い青紫色。口にすれば、甘さの中にほどよい酸味があり、スッと抜ける爽やかさが心地いい。 しかも香りが豊かで、噛めば噛むほど深みが出る。なんというか、「おいしい!」だけじゃ足りない、洗練された味わいがあるんです。 収穫期は7月中旬〜8月上旬と、真夏の太陽がじりじり照りつける頃。でもピロキシーはびくともしません。暑さに強く、安定した収量を誇る、まさに夏の勇者。暑さにやられそうなこっちを横目に、どんどん実をつけるタフネスぶり。 華やかさとタフさを兼ね備えた、夏のブルーベリー界のニューヒーロー、ピロキシー。 その炎のような魅力、ぜひ一度味わってみてください。